ベルセルク 黄金時代篇1 覇王の卵

今日見に行ってきた。


ああ何かバカがたくさんいるなと…
いや、『ベルセルク』に手を出すなんて恐ろしい事をやってしまった人達がたくさんいたのだなと感じた。羽海野チカ先生がおっしゃる通り(http://togetter.com/li/249246)、下手な手出しをするととんでもないことになる物語なんだが。


でも凄かった。原作の世界観が全然壊れていない。
後につながる伏線はセリフや映像できちんと押さえられてたし。


世間的には今回の三部作で描かれる鷹の団篇が一番面白いという事にどうやらなっているらしく、なぜだろうと思っていたけど(自分的にはその後のほうが面白い)、ああなるほどそういうことかと思わされた。腐女子が喜びそうだよな。青春と言えば青春かな…。


グリフィスの「いーだろ」のセリフは、後の展開を知る者としては痛々しすぎて正視できなかった。


とはいえ、前売り券買った自分には値段相応かなと感じられたけど、正規で買ったらちょっと高く感じたかもしれない。原作読んでるしな。


公開からもう2週間以上経っているせいか、席はガラガラだった。俺含めお客さんは4人しかいなかった。


一般受けはしてないんだろうな…。グリフィスがお姫様を篭絡していく過程のスマートさに舌を巻くなんて子どもには無理だし。自分的には、あのギリギリの所で生をつないでいる世界観を味わって、なおかつ、これって現実世界でも同じだよなと改めて思わされたという点において、観に行ってよかった。


あと、一番最後の百人長とかはいらなかった。


公式HPはこちら。http://www.berserkfilm.com/index.php